世間一般的に<AO入試><総合型選抜>と聞くと「お金持ちが有利」などの意見が出てきます。AO入試は拡大しつつありますが、一般入試の枠がまだまだ多い時代です。
最近ではAO入試向けの大手塾などが増えつつあり、そのような大手塾ではAO入試に特化した講座やプログラムなどを用意しています。
しかし、AO入試で早稲田大学・慶應大学・上智大学に合格した筆者からすれば、そのような大手の塾で高額な料金を払い、受験対策する必要は一切ないと断言できます。現に、私は予備校や塾などに通っていなかったからです。本人のやる気、正しい方向性で努力ができるかが合格へのカギとなってきます。
AO入試はお金持ちに有利?
この言葉はよく耳にします。実際に、私のクラスメートの多くは塾に通っていました。当たり前ですが、塾や予備校などに通っていても落ちる人は落ちます。
一般的にお金持ちがAO入試に有利と言われる理由
- 塾や家庭教師の利用がしやすい: お金持ちの家庭では、塾や家庭教師を利用することが一般的です。これにより、生徒は追加の学習サポートを受けることができ、成績向上につながりやすくなります。志望理由書添削、TOEFLや英検対策の塾、評定平均を上げるための復習コースなど….一方で、経済的に余裕がない家庭ではこれが難しいことがあります。
- 習い事や語学留学経験:子供たちに習い事や語学留学などの経験を積むことが一般的です。これが履歴書や推薦状に良い影響を与え、AO入試においてアピールポイントとなります。
- ボランティアやエクストラカリキュラムへの参加: AO入試では学外活動やボランティア経験が評価されることがあります。お金持ちの家庭では、子供たちがこれらの活動に参加しやすく、それが入試での優位性に繋がることがあります。
しかし、上記の4点はお金などかけなくても解決します。
「お金がないからAO入試で合格できない」は言い訳です。
お金がなくても合格を勝ち取れるチャンスは大いにある
- 塾や家庭教師の利用(志望理由書添削、TOEFLや英検対策の塾、評定平均を上げるための復習コースなど)→塾に通う必要はありません。TOEFLの公式から出ている本や対策本を2,000円前後、中古なら1,000円以下で買うことができます。その本を何周もしてとき直す、付属のCDを活用するだけで十分な対策は可能です。大手塾が行なっている志望理由書添削は大学生の場合が多いです。完成度がものすごく高くなるとは限りません。周囲の大人や学校の先生に見てもらいましょう。
- 習い事や語学留学経験→日本にいながらでも様々な文化体験は可能です。現代ではオンラインを通して外国に住んでいる人々とコミュニケーションをとることができます。重要なのは、一見インパクトのある経験ではなくその経験から何を学んだのか?を具体的に書くことです。専門的な分野まで追求し、志望理由書に活かしたい場合は図書館などを利用しましょう。
- ボランティアやエクストラカリキュラムへの参加→オンライン上で多くのボランティア参加募集を受け付けています。「ボランティア募集」と検索すれば、Hands on TokyoやYahoo!ボランティア、それぞれの地域に特化したボランティアなどたくさんの募集を見つけることができます。
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