＜体験談＞純ジャパでも国際バカロレアでハイスコアを取得できる理由

こんにちは！国際バカロレア受験教室です。

本日は純ジャパである講師Tが自らのIBでの体験をもとに、純ジャパでも国際バカロレアでハイスコアをとれるの？という疑問についてお話していきます。

Aさん

純ジャパだけど、IBに入りたい…でも、授業について行けるか不安…

結論：授業についていけるようになる。ハイスコア取得も可能。

1. 国際バカロレアって何？
2. いつからIBの授業になれるようになった？
3. 純ジャパでもハイスコアを取得できる理由 3選

国際バカロレアって何？

国際バカロレア（International Baccalaureate、略称：IB）は、国際的な教育プログラムを提供する非営利組織であり、学生に対して幅広い教育体験を提供することを目的としています。国際バカロレアは、小学校から高校までの各段階にわたるプログラムを提供しており、学際的なアプローチ、調査、批判的思考などのスキルの育成を重視しています。

国際バカロレアのプログラム

1. PYP（小学校プログラム：Primary Years Programme）: 幼児期から小学校の初中級までの児童向けのプログラムです。
2. MYP（中学校プログラム：Middle Years Programme）: 11歳から16歳までの生徒を対象にした中学校向けのプログラムです。
3. DP（高校プログラム：Diploma Programme）: 16歳から19歳までの生徒を対象にした高校向けのプログラムで、幅広い科目で学び、6つの科目で試験を受験し、理論的な研究（Extended Essay）と倫理的な活動（CAS：Creativity, Activity, Service）も含まれます。

これらのプログラムは、国際的な視野を持ち、異なる文化や価値観に対応する力を養うことを目指しています。国際バカロレアは、多様な言語での教育や、学際的なテーマに焦点を当てた学びを通じて、生徒たちが主体的に学び、自らの考えを発展させることを奨励しています。

いつからIBの授業になれるようになった？

私は純ジャパで、旅行でしか海外に行ったことがありません。海外に住んでいた経験もなく、MYPのプログラムの前（小学校6年生）までは一般的な日本の教育を受けてきました。

そんな中、MYPに入ってから急に英語で全て授業が行われる環境に変わりました。

正直、最初の1年くらいは先生の言っていることも全くわかりませんでした。MYPの2年目から、なんとなく先生たちの喋っていることが理解できるようになり、自分でもコミュニケーションを英語で取れるようになりました。当時は特別英語の勉強をがんばった！というわけではありませんでしたが、自然とIBの仲間と一緒に英語を喋れるようになりました。

そして高校1年生、MYP最後の年からは成績も上がり、良いスコアを取れるようになりました。DPに入ってからは帰国子女や海外生のスコアを平均的に超えるほどになることができました。つまり、英語に慣れればIBでハイスコアを取ることは可能なのです。

しかし、IBプログラムが大変ということもあり、半分以上の純ジャパはMYP終了時に辞め、転校し一般的な日本の教育制度の高校に行く人もいました。一方で、留学に行くという選択肢をとる人もいました。

純ジャパでもIBでハイスコアを取得できる理由 3選

国際バカロレア（IB）で純ジャパ（日本人）の生徒がハイスコアを取得できる理由はいくつかあります。ただし、個々の結果は生徒の努力や学力、環境によっても大きく影響されますが、以下は一般的な理由のいくつかです。

1. 言語能力の向上
   • 国際バカロレアでは、最低でも2つの言語で授業を受ける必要があります。これにより、生徒は他の言語でのコミュニケーション能力を向上させることが期待されます。純ジャパの生徒が日本語以外の言語での学習に挑戦することで、言語的な柔軟性や異なる文化への理解が深まり、IBの評価で高得点を得る要因になり得ます。
2. 国際的な視野と調査スキルの向上
   • IBのプログラムは学際的であり、異なる学問領域を統合的に学ぶことが求められます。また、Extended Essay（理論的な研究）やCAS（Creativity, Activity, Service）といった要素が、生徒の調査スキルや倫理的な視点を養います。これにより、純ジャパの生徒は国際的な課題や視野に対応する能力が高まり、評価において高得点を得ることができます。
3. IBの教育理念への適応
   • IBプログラムは、学生を効果的な学習者、知識の獲得者、思考者、コミュニケーター、リスクテイカー、調和を大切にする人間などに育てることを目指しています。純ジャパの生徒がこれらの理念に共感し、実践することで、IBの評価基準に適合しやすくなり、高得点を獲得する可能性が高まります。

重要なのは、IBプログラムは単なる試験のスコアだけでなく、生徒全体の発達や学際的なスキルの向上を重視しています。そのため、単にハイスコアを取るだけでなく、プログラム全体を通して豊かな学びを得ることが重要です。